ゆめ 48
久しぶりのゆめ
自転車に乗りOの家に遊びに行く。
おんぼろ二階建ての一軒家。一回はおじいちゃんがケーキ屋さんを営んでいる。二回は尾花が住んでいる。6畳一間の畳張り。狭いが、下の階から聞こえるおじいちゃんと近所のおじいちゃんたちの会話に癒されるらしい。家の横の道路は若い芝生が生えひんやりと湿っている。
時計作りが盛んで時計が毎日打ち上がる。今夜は鍵型の時計だった。大きくて重そうな時計が夜空で光る。しかしそれはあっという間に沈む。どこに沈むんだろう、食べ物ででしてるから海にしずめても堆積することはないのか、と考えながら墜ちる時計を自転車で追いかける。気が付くと辺りは昼の明るさになっていた。
自転車に乗りながら会社のTさんは実はKという名字だったことがあることをふと思い出す。
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